さくら・浜町公園

人は何故、桜の下に集いたがるのか?




RICOH GR Digital

少し離れて、木の全体や、木々が寄せ合うことでより大きく広がる桜色の膨らみを見渡す方が、景色としては美しいのに、それよりも傍を選ぶ。
かといって、桜の花びらや、その花心まで観察できる近さに居たがるわけでもなく、なんとなく丁度良い場所は、「上から花びらが落ちてきそうな場所」なんだ。
花びらが一枚いちまい落ちてくる、桜の儚さ侘しさ刹那さに立ち会える一等席で、うまくすれば桜吹雪の中の主役(遠山の金さんか?)にもなれるし・・。
子供の頃から刷り込まれて来た、何度も節目として迎えた春という季節の、その奥で必ず舞っていた花びらの記憶が人を集めるのかな・・と思っていたけれど、

実際に満開の桜の下に入ってみると、そこには理屈抜きの「気持ちよさ」がある。
その「気持ちよさ」は「癒し」なんていうお上品な世界観を裸足で踏んでいくような、力を備えたしっかりとしたもので、UFOや幽霊を見たことがないような僕にだって判る。「おーっ、気持ちいい」と声を出して体を伸ばしたくなるし、そのうえ弁当やビールを飲みたくもなる。(弁当を飲むならよく噛んで。・・しかし、桜の下で飲食したい衝動に駆られるのは実に不思議だ。)

今ならまだ間に合うのでぜひ桜の下に入ってみてください、天気が良くて人も少ない平日の昼間なら最高なんだけど、ね。
夜桜でもいいけど、呑んでしまうと「気持ちよさ」が変わっちゃうからね。
※酔いと夜桜の「気持ちよさ」のシナジーについては近々に考察してみる。

カメラを持って歩くようになると、こういう「気持ちよさ」に気付けてなかなか嬉しい。


RICOH GR Digital  @そんな「気持ちよさ」の中でホカ弁を頬張るオネーさん。