カメラのばあちゃん

訃報です。
ダムの底に沈んでいく村や村人達をピッカリコニカで撮り続けたカメラのばあちゃん、「増山たづ子」さんが亡くなりました。八十八歳で。

カメラをやる人は一度この写真集「増山たづ子 徳山村写真全記録」を見ることを強く勧めます。

ぱあちゃんでないと撮れなかった、撮る側と撮られる側の最高の関係がたくさん写ってます。
互いに心が開いた状態ではじめて撮れる写真だ。
カメラを(つまりは、ばあちゃんを)見る村人達の笑顔が素晴らしい。
暖かい写真を見ているうちに、村がダムに沈んでいく寂しさについ共感してしまうんだ。

フツーのコンパクトカメラとネガフィルム(期限切れの物もあったようだ)だけで撮られているのに、ジョール・マイヤーヴィッツみたいな色合いの写真もあって、ちょっと驚いた。
写真は機材じゃないよなあ・・と言いつつ、でも中古のピッカリコニカを探してみたりもした(笑)

この写真集は形見として大事にします。
カメラばあちゃんのご冥福をお祈りします。