ポジフィルム


M4-P + Summicron 2/35 + PROVIA 400X > モノクロに変換

フィルムの性能のひとつにラチチュードってのがあって、被写体が暗すぎたり明るすぎたりした時の踏ん張れる範囲なんだけど、ポジフィルムはその範囲が狭く露出ミスがそのまま跳ね返ってくるのに対して、ネガフィルムは結構広くて余程見当違いの露出で撮らない限りまず写っててくれる。

ポジフィルムのプロビア400Xは、プロビア100Fに慣れてるとネガで撮ってた気分になるくらいラチチュードが広く感じる。ISO400のお陰で当然暗い方は救われているんだろうけど、明るいところも随分と無理が効くようで、上がってきたポジに露出の失敗が無く驚いた。(M4-Pで撮ってたので露出は勘。)

なんちゃってフォトグラファーを助けてくれるフィルムだもの、価格も当然高い。
ヨドバシで一本1,260円。それに現像代810円(スリーブ)で計2,070円プラス現像に出す手間と時間。36枚撮りと言っても37枚は撮れるから、1コマあたり約56円・・シャッターの「カシャッ」という音が56円落とした「チャリン」に聞こえるぞ。こう考えると慎重になるよなあ、デジカメみたいにカシャカシャ撮れない。

現像上がりのポジをライトボックスにのせ、ルーペで覗くと、あの時の世界がすぐに蘇る。目の数センチ先にパァーっと広がる色の世界。それを見るのはいつも感動だ。それを見たいからポジを使っちゃう。
PC上でルーペの中の絵を再現できないのが残念だ。

※で、ポジで撮った写真をモノクロ変換してしまうのも、また贅沢な楽しみだ。