増える。

真夏らしい天気で、ドアを開けると良い色の空が上にあった。


Canon IXY Digital L2 駅のホームから。電線はご愛嬌。

真っ青ではないが、気持ちのよい青さに雲がマーブルに混ざり、遠くに入道雲が出ていた。
自宅の近くは建物が密集していて、水平に景色を見る事ができない。
入道雲などは意識をして高いところに上がらないとまったく見えないので、去年も見たのかどうか・・記憶も無い。
地べたで暮らす大人たちはこうしてだんだんと季節感を失うのだ。

写真を撮るようになってから、家を出る時には必ず頭上を見る癖がついた。
天気はどうか、晴れているなら雲は出ているかどうか、気になって仕方ない。
天気予報や雨降り予報をメールでお知らせするサービスにも入り(というか弊社の業務でもある)、常に気にはしているけどあくまでも写真撮影の為。雨の予報が出ていれば一眼レフはやめて小型デジカメだけにするが、「傘はどうしよう・・?」なんて考える事はまず無く、だから実際よく降られるし、コンビニ傘の数もあっと言う間に増える。

増える?

増える・・・と言えば、そう、「頭髪」もとい、「カメラ」だ(馬鹿)


Canon IXY Digital L2

Argus Seventy-five。アメリカ製の二眼レフだが、二眼レフと呼ぶのもおこがましい、写ればよし!というシロモノ。
ウエストレベルファインダーのスタイルだが、スクリーンは無く、上から凸レンズでミラーを覗いて被写体を見るため、その時点ですでに歪んでいるので歪曲もクソも無い。レンズは75mm(35mm換算で標準レンズ程度?)というが当てにならないし、シャッター速度はB(バルブ)と1/25sとか1/50s程度の2速。そのうえF値は11固定のフォーカス無し・・つまりパンフォーカス専用で、性能としてはトイカメラと同等・・ということだ。

フィルムは620というもので今では何処も作ってない。その620と、中判で使われる120は、同じフィルム幅。なので620のスプールさえあれば、120フィルムを使う中判カメラのお腹を借りて120のフィルムを620のスプールに巻き取って使うという技がある。

あるからといって、そこまでして撮った作例を見ても「グッ・・」と来ないんだが、機関に問題なさそうなので仕方なく保護した。
このカメラ、先週ハッセルのマガジン修理に出かけた帰り、可哀想にカメラ店ではないジャンク屋で、皮ケース付き2,000円の札を付けられて売れ残っていたんだが、「フィルムがもう手に入らないから、1,000円なら買う」と言ったところ即決になってしまった。嬉しいんだか悲しいんだか自分でも判らないが、とにかくまた(二度と売れないモノが)一台増えた。
さあ、どうしよう。